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2009年 09月 30日
久しぶりに見つけました。ケサラン、パサラン。
家具工房の機械の上にありました。 黄色い毛と一筋の茶色い毛が生えてあり、全体で1センチほどの大きさです。 息を吹きかけるとふわふわと転がります。 ケサランパサランとは小学校のころたまにテレビで放送されていた不思議な生き物? 物体?です。全体に毛が生えており、ふわふわ空を飛ぶ、といいます。 岩手のエッセイスト、故・高橋喜平さんは著書「雪女」の中で以下のように書いています。 「この間、碧祥寺の境内を散歩中のことである。参道沿いにある杉の古い伐根のくぼみに、 何かえたいの知れない、黄色い小さなイガグリ状のものが目に留まった。 何だろう、と近づいてよく見ると、どうも生物ではなさそうである。 そこで、指先をそっと近づけてつまもうとしたら、まるで生き物のように、 ゆらゆらと動いた。わたくしは直感的にケサラン、パサランに違いないと思った。 実は、江戸時代のことであるが、仙台の伊達藩の奥女中たちは、幸せを願って、 ケサラン、パサランを秘蔵していたという。それは、世にも不思議な生き物で、 オシロイを食べて生きていた、というのである。・・・」 今回私が見つけたものは裏に白い皮のようなものが付いており、 もしかしたら毛虫(ドクガの仲間)の皮が取れて丸まったものかもしれません。 ウサギの皮がはがれて丸まったもの、と言われたり、 ほかにもいろんな種類があるようです。 何で出来ているか、何のためのものか、様々な意見があり、 そこがおもしろいところでもあります。 喜平さんも次のように結んでいます。 「・・・ファンが続々と名乗りをあげて、秘蔵のものを紹介しはじめたのである。 その結果、これには動物質、植物質、鉱物質等、多種類のものがあることが分かった。 この忙しい科学万能の時代に、こういうことに夢を託している人々がいるということは、 なんともほほえましいことである。わたくしもそれにあやかって、 このケサラン、パサランをそっと採取して、楽しい夢を追うことにした。」
by nonomono-yy
| 2009-09-30 13:48
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